Prestige

日々の記録。

リヒャルト・シュトラウスのオーボエ協奏曲を演奏してみた(クラリネット吹きの悩み)

先週日曜日、ヨハネス・ブラームス・フィルハーモニカーにて、リヒャルト・シュトラウスオーボエ協奏曲を演奏しました。

 


Strauss: Concerto per Oboe (Schellenberger)

 

 

この曲は以前からフランソワ・ルルーの録音をよくきいていたのですが、BGM的に聞き流していただけだったので、いざ楽譜を開いてみてびっくり。クラリネット難しすぎる!!

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これがオケの譜面だとは思えない!

 

というわけで、あまりに難しかったので、後学のために(?)技術的な運指ポイントをいくつかまとめておきます。

 

ちなみにこの曲、市場(?)に出回っているクラリネットパート譜はすべてinBbなのですが、D-durであることを考慮し、1,3楽章はA管で吹くことを決行しました。その方がスケールもアルペジオも絶対楽だって。

 

1楽章では、ソロ・オーボエとオケ中のクラリネットが対等にアンサンブルを展開します。ひとりで吹くだけでも難しい、高音域に渡るスケールとアルペジオのオンパレード。「えっこれアマオケでやる曲なの!?」というのが真っ先に口を注いで出た言葉。

 

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冒頭シ♭はL、レはtr2、その後のシ♭はF1。

 

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この形の5連符は、ミ♭はF1一択ですね。

 

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1楽章終盤。右小指は初めからEbをおさえっぱなし。

 

さて、3楽章にも隠れた難所がたくさん。tuttiに駆け上がる前の16分音符とか。

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私は書き込んだ通りの運指で決行。たぶんこれが一番楽です。

 

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ファはたくさん押さえるやつ、ソは普通、シ♭はファ+小指Eb、ラ♭はそこから左小指と右薬指を話して、ソ♭はたくさん押さえるやつ、ファはたくさん押さえるやつ。(伝わるかな。。)ここ本当に難しいですが、これ以外に運指ないです。このシ♭を確実にあてられるアマチュアなんて世の中に存在するんでしょうか…?

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前後の関係でラは右小指Ebを選択する以外ないと思うのですが、それだと音程低すぎて周りとなかなか合いません。今回は相談の結果、Flのお姉さまに無理やり合わせていただく形となりました…。(Flはこの音高くなりやすいそうでした)

 

 

以上、主要な運指ポイントでした。

これまでに勉強してきたことを存分に試させていただくよい機会となりました。ありがとうございました。